2014.11.2 香港デモ 旺角周辺

政治経済の中心である香港島の金鐘付近とは違い、旺角は九龍半島の下町。
デモ参加者も、学生主体ではなく、多様な香港市民達。
一時、警察によってバリケードが撤去されたり、政府に雇われたとの噂のデモ反対派ヤクザと、デモ隊とのトラブルが発生した場所です。
先に参加したバスツアーのガイドによると「旺角周辺のデモはちょっと危ない。よくケンカが起きてる。行かない方がいい」とのことでした。
正直、ビビりながら、11/2の夕方6時頃に旺角へ。

九龍のメインストリートである「ネイザン・ロード」と「アーガイル・ストリート」
との交差点は、警官も多く、物々しい雰囲気。
男達が集まって、大きな声で何か議論していました。
正直、近寄り難い雰囲気でした。

しかし、交差点を離れ、「アーガイル・ストリート」へ歩き始めると、緊張感は緩んだ感じ。
道沿いの店も通常通り営業しているので、プラカードが無ければ「デモによる封鎖」ではなく、単なる歩行者天国のよう。
ここでもポーズをとって記念写真を撮る観光客が、多勢いました。

現地に立ってみると、メディアの報道を見聞きして感じていたデモの印象とは随分違いました。
まあ、何かのきっかけで緊張感が高まる場面はあったのだろうし、メディアの報道はそんな場面だけを切り取った物なのでしょう。
現地へ行って、自分で確かめる、ということはとても大事だ、と感じました。